僕は腹を下していた。
木曜日の朝5時に起床。
寝ぼけ眼で用意をして出立。
didiでタクシーを家の裏のセブンイレブンに呼んで
広島駅へ。
早朝なので、駅の構内はまばら。
その中を12キロのギター(4人用エフェクター込)と
5キロ程度のエフェクター(2人用)と着替えを携えて
新幹線に乗り込む。
一路、福岡へGO。
博多駅に到着後、SUICAをチャージ。
チャージ後、地下鉄へIN。
通勤時間と重なり、反対のエスカレータには
通常日、木曜日をこなすサラリーマンの群れ。
一様にその顔は下を向いて、生を感じない表情を
していたように思う。ま、本当のとこは知らないけどね。
抜群の優越感を感じながら、福岡空港へ。
国内線のバスターミナルから国際線のターミナルへ。
天気も良く安心。数日前に発生した台風が二つ。
ひとつは消えたけど、ひとつはわりと近くにいるのに
福岡は快晴だった。
その天気を感じながら、僕はゲームキャラのレベルを
上げていた。
国際線の入り口に到着し、今回の航空会社を探す。
あった。端のほうに。
空港にくると、いつも貧富の差を感じる。
金があると近く便利で楽。金がないと遠く不便で大変。
ま、貧乏人でも海外へ行けるだけいいか。と思い直し、
目を上げると、チェックインカウンターに
ファーストクラス用、ビジネスクラス用を掲示している
シンガポール航空が目に入った。
潔ぎがいい。
貧富の差。
金持ちになったら是非ファーストクラス用、ビジネスクラス用の
チェックインカウンターを利用して「やり方が素直に下品だね。ハハハ」
と言ってやろうと思った。
閑話休題。
福岡空港の端のチェックインカウンターに重い楽器を預け、
無人チェックで国外へ出る。人生2度目の日本国内の日本でない場所へ。
空港の一番端の搭乗口から搭乗。
一路台湾桃園空港へ。
そういえば、飛行機内の客室乗務員の方がきれいだった。
どこの国の人なんだろうなぁ~と思った。
桃園空港には到着し、台湾へ入国。
特に悪いことしていないけど、
入国審査はいつもドキドキする。
自分の知らないところで冤罪事件に巻き込まれ、
裏で指名手配をされており、ここで捕縛されて
しまったら…など、おいおい想像力豊かだな。
ってことをいつも考えてしまうが、
いつも杞憂。そりゃそうだ。
朝から何も食べてなかったので、空港内の
フードコートでご飯。
新東陽?だったかな。
なんか台湾のやよい軒みたいな
とこでプレートのご飯を注文。
少しずつ昨年の記憶を呼び起こし、
書いてある金額の約4倍が日本の金と同じ。
と思い出して600円程度、150NTドルだった。
ちなみに漢字は読めるけど、意味もわかんないので、
肉が二つ書いてある漢字を頼りに注文。
すると、異なる肉料理が二つ乗ったプレートが
登場。食ってみる。うめぇ。
特に片方の煮込みの肉料理が美味。
因みにサキチヨさんは別の店でなんかの
セットを注文したら、思いの外、大量だった
らしくつくねが大量に入ったスープを四苦八苦
しながら食べてたので、 新東陽の隣に併設されてた
タピオカ屋でタピオカを購入。
日本では決して手を出すことはないけれど、
ここが海外であること、原価が安いタピオカらしく
40NTドル~80NTドルの値付けなんで、適正価格だな。
と思うので購入。
一番上にあるスタンダードなやつを注文したら、
おばちゃんから日本語で
「これ、タピオカ入ってないけど、いい?」と
聞かれる。おぉ、日本語通じる。と思いながら、
「じゃ、タピオカ入ってるやつで。」と注文。
50NTドルでタピオカミルクティーを購入。
タピオカ飲みながら、事前に購入していた5日間使い放題
のsimカードに交換。
因みにここまで写真はない。何故ならすっかり忘れて
いたからだ。
飯食って、sim変えてMRT(地下鉄)で台北へGO。

今回はわりと電車やバスを使うので、
台湾の交通系カード「悠遊カード(ヨーヨーカー)」
を購入。

ヨーヨーカーに500NTドルチャージして、MTR(地下鉄)へ
このMTR(地下鉄)は飲食禁止で結構厳しいらしい。
あとヨーヨーカーは金が足りなくても一回はマイナス決済が可能で
次回チャージ時にマイナス返済ができるというシステムらしい。
そしてMTR(地下鉄) へ。
初めての改札でいきなり躓く。
なんかカードをピッとするところがプラスティックの面と、
透明ガラスの面があって、迷うことなく透明ガラスのとこに
ピッとしたつもりが通れなかった。
透明ガラスの上のプラスティックの面が正解だった。
さらにカードの接触時間が思いのほか長い。
感覚的に日本は1秒未満。
台湾は2秒って感じ。
一路台北へ

台北駅に着き、3日間の根城となるホテルへ移動。
出口M6を必死に探す。
なんとか無事にたどり着き、チェックイン。
不思議なもんで英語は全く喋れないけど、積極性だけはあるらしく
僕は積極的に英語を喋ろうとする。チェックインも途中から英語で
口を出す。サキチヨさんから
「喋れもしないのに、喋ろうとするなんて、ハート強いな。お前」
とお褒めの言葉をいただく。ま、多分褒めてないけど。
お疲れのサキチヨさんをホテルに残して喫煙スペースを探す。
台湾は全土で建物内は禁煙。
タバコは必ず外で吸わないといけないらしい。
でも、携帯灰皿とかもってないので、喫煙スペースを探索。
あった。
三越の細道にあった。
台湾の灰皿は側面にタバコを廃棄するとこがある。
日本は上面にタバコを廃棄するとこがあるので最初は灰皿とは
思わなかった。因みに写真はない。

タバコを吸ったあとに台北駅の周辺を散歩。


晩飯を食うのにいい感じの値段の場所を見つけて一旦ホテルへ。
日本でも台湾でも布団に横になっているサキチヨさんに報告。
「うむうむ」と報告を聞いたサキチヨさんはそのまま、昼寝をした。
昼寝から起きたサキチヨさんを連れ、晩飯。
因みに飯の写真はない。
感じのいいおばちゃんの店で揚げた魚のスープと餃子麺を食ったけど
普通だった。

飯を食ったあと、腹ごなしに散歩。
来るときはMRTを使ったけど、帰りは朝6時のフライトで
MRTが動いてないので、今回は高速バスで桃園空港へ
行こうと相成っていたので、とりあえずバス乗り場を探す。
駅の裏にバス乗り場があった。1819のバス乗り場から
桃園空港への便が出てるみたいだった。
途中、台湾の音楽スタジオを見つけて嬉し気に中に入ってみる。
ピックを購入。
ホテルへの帰りは駅の構内を通って帰ってみる。
なんか駅の構内を通ったほうが早いな。と思い、
帰りは地下道から駅の構内を通ろうと決意する。
ホテルに帰り、TVをつけると
「あの花」のアニメの最終回をしてたので、
それを観ながら就寝。あなる。
2019/9/6
おじさんの朝は早い。
7時くらいに起きて散歩。
ちなみに台湾との時差は1時間。
三越の隣でタバコを吸った後に散策。


散策中に吉野家なども発見する。
牛丼1杯150NTドルくらいする。600円?
高いな。と思う。材料を全部輸入してるからかな?
とも思う。
そしたらタピオカも同じかな?と思ったけど、
タピオカはただの流行に乗った暴利だ。と
何かのニュースで読んだので吉野家とは違うんだろうな。
と思ってホテルに戻ると、サキチヨさんも起床してた。
せっかくなので、朝飯を食いにいこう。と言うと、
ゴロゴロしながら「んああ、ま、いいけど、どこいくんや」
と言うので、検索。
「台北駅 朝ごはん」で検索して一番上の店に
行ってみる。徒歩で10分程度。
「阜杭豆漿」 っていう店。
朝の台北駅周辺は結構な交通量で尚且つ交通ルールがわりとワイルド。
ギリギリでバイクが車の間を通り抜けたりしてる。
「うまいもんだな~。」と思って道路を見てたら、
バイクとタクシーが接触して運転手が二人で1車線つぶして大ゲンカしてた。
平和だ。
店が入ってるという崋山市場というとこに着いて中に入ってみるも、
どこに店があるのかわからない。
市場を抜けたとこに階段があり、
そこにチラシみたいものが張ってあったので
階段を上るとあった。 「阜杭豆漿」
すでに結構な行列。並ぶ。


行列の途中にメニューがあったのでメニューを取得。
飲み物コーナー、食べ物コーナーみたいに
読み取れる文字があったので、
最初の飲み物コーナーで豆乳を注文、
そのまま隣で食べ物を頼もうとすると
なぜかそのままスルーされそうになる。
どうやら飲み物コーナーですべてを注文し、
飲み物コーナーで飲み物を、食べ物コーナーで
食べ物をもらう感じらしかった。
けど、もう一度並ぶなんて無理だ。と
判断して、食べ物コーナーのおばちゃんに
英語で「これとこれとこれくれ!」と
言うと、ちゃっと取ってくれた。
で、清算。

薄いパンみたいなやつがそのまま食っても、豆乳につけてもうまかった。
あと冷たい豆乳はうまい。
飯食ったあと、ホテルに戻りトイレへ。
快便。
どうやら台湾の食事は僕の腹に合うらしい。
一息ついて、本日は台南へ移動。
台湾はだいたい九州と同じくらいの大きさで
今日は九州でいうと、福岡から鹿児島と熊本の県境くらい
までの移動。
サキチヨさんが事前に新幹線のチケットを予約してたので、
そのチケットを前日に引き換えてたのでスムーズに
新幹線にIN


新幹線の台南の駅に到着。
どうやら台南は新尾道の新幹線の駅と
尾道駅の関係と同じ感じで新幹線の駅は
非常に町から離れた田舎にある。
新幹線の駅の隣に併設されてる「沙崙」駅
から鈍行に乗り換えて移動。
因みに台北~台南は新幹線なので専用の
切符とパスポートを改札で出して、
駅員さんに専用の改札口から出してもらうの
だけれど、鈍行は昨日買ったヨーヨーカーが
使える。


台南駅に着いて、バスに乗ろうと思ったけど
道路渡るのが面倒だったので、タクシーに変更。
どのタクシーに乗ろうかな。と思って中をみようと
すると、日本と違ってスモークが前のガラスにも
貼ってあって中が見えない。
結果、徒歩にて移動。
街中を歩く。1.4キロの徒歩。
知らない町なので、なかなか疲れる。
あとどれくらいで着くのか?数値的には
分かっていてもなんか疲れる。
なんとか台南の宿泊先の近くまでたどり着いた
ところでダーマイと合流。
ダーマイはこないだ主題歌を作った
「君がいる、君がいた、そんなとき」の映画製作スタッフの
一人で台南ライブが決まってから、迫田監督に紹介して
もらって連絡をとっていたので、初めて会えてうれしい。
ちなみにダーマイは台湾語と英語が喋れる。
僕は日本語が喋れる。
根性の英会話コミュニケーションがスタートww
しかしながら、ダーマイはとても良いやつで
僕の文法や発音が絶望的な英会話に耳を傾け、
理解してくれる。ありがたい。

ダーマイが「腹は減ってないか?」と聞いてくれたけど、
朝食がまだグングンに胃を満たしていたので、
「ノーハングリー!アイウォントトゥかき氷」
と言い、かき氷を翻訳で調べて、「刨冰」という
文字を出して「OKOK!」とかき氷屋に連れて行ってもらう。

かき氷屋に入ると写真があったので、それを見ながら
「火山爆発」という一番高いかき氷を注文。
少し調べてて台南はマンゴーが有名とのことだったので、
せっかくなら特産品使ったかき氷を食ってみようと思って、
即注文したのだが、どうやら火山爆発はドラゴンフルーツを
使ったかき氷らしかった。
「マンゴー?」と言うと「ノー!ドラゴンフルーツ」って店員さんが
言ってたけど、かき氷が出てきたらマンゴーもたくさんのってた。
店員さんのサービスに痛み入る。
「センキュー!センキュー!」と言ってかき氷を頬張る。
「冷たい!うまい!マンゴーもドラゴンフルーツも新鮮で最高!」と
日本語で言ってた。
かき氷を頬張って、窓の外を見たらどこからともなく豚がやってきていた。

その後、宿泊先と本日の会場のTCRCライブハウスの近くに
ある観光地に連れて行ってもらった。
築400年?くらいの城だった。
なんか日本人が市長をしたことがあるらしく銅像が立ってた。
建物は細かい細工と色鮮やかな彩色で綺麗。
建物内になんかデジタルカウンターがあったので、
「ホワット?」というと「これは重さを計るんだ。
重量制限があるんだ」とのことで、どうやら建物の3階は
耐荷重が低いらしい。
400年の歴史…。
上には誰もいないらしく、「0」の表示がでてたので上へ。
3階から台南の街を見下ろすと雨が降ってきた。
しかも結構強い。
ダーマイ曰く「んー、これ雨じゃなくてスコールみたいなもんかな。
じきに止むよ」とのことでちょっと待ってたら、
本当に止んだ。
野良リスが壁の上をシタタタと走っていた。
ちょうど帰るくらいに下から関西弁が聞こえてきたので、
日本でも有名な観光地なんだな。と思う。

城を後にして、スコールの止んだ町を歩いてダーマイが
次は珈琲屋?カフェに連れて行ってくれた。
かき氷の支払いのときからそうなのだが、
ダーマイに出会って別れるまでお互いに奢り、奢られ戦争を
していた。
因みにかき氷はダーマイ、城はウチ、カフェはダーマイが
金を払っている。

カフェで映画の話や何故、日本で映画のスタッフをしたのか?
ダーマイの故郷の話なんかを聞く。
先述のとおり、ここの珈琲代はダーマイが払ってくれた。
その後、宿泊先に楽器を取りにいって会場へ移動。

会場を見つけてIN
階段を下りて地下の会場。
ちょうどいいサイズの箱。
中にはPAの人が一人でいた。
簡単に英語であいさつするも僕の発音の悪い英語は
通じず、ダーマイが台湾語に翻訳してくれた。

ダーマイの通訳のおかげでリハーサルも順調。
何曲か確認させてもらって外に出てみると、
対バンの暖嶼Fuermoshaが登場。
初めて会うのだけど、何故かお互い楽しそうに
会話ができた。
暖嶼Fuermoshaのメンバーはベースの子が
英語できるけど、他のメンバーはほぼ台湾語のみ。
僕は日本語のみなんで、ほぼダーマイ頼りの会話を
楽しんだ。それでもコミュニケーションって
取れるもんだなぁ。気持ちだね。気持ち。と
自分の英語力を反省することは一切なかった。
暖嶼Fuermoshaのリハも終わり、「外でタバコ吸おう」と
誘われて、またタバコを吸いながら外で話をしてたけど、
「そういえば…?」と思い出し、ダーマイに
「アーユーハングリー?」と問うと、
「めちゃ腹減ってる」というので、軽く飯を食いに出発。
ダーマイ曰く、食いたいものを食って次の店に移動することは
結構あるよ。とのことで2軒をハシゴ。


腹を満たして暖嶼Fuermoshaのライブを観る。
結構人も入ってきていい感じ。
基本インスト+ポストロックのサウンドで演奏力も高く、曲もいい。
途中、大陸的だなぁと思う大味なアレンジと細かい優しい
単音の絡みを巧みに使ってるバンドでとてもいい感じ。
会場にもすごい似合ってた。

暖嶼Fuermoshaのあとにウサギduo。
いつもどおりいくつかの失敗はあったもののこの日は
テンションの高い演奏ができた。
会場からもたくさん声援をいただき、
嬉しいかぎり。
その中に日本語で「すげぇ」「いいぞ!」という
声が混じってた。よく聞くと日本人のイントネーション
とは違うので、日本語がわかる人がいるんだなぁ。
と思ってたら、ライブ後に日本語喋ってた子たちが
話かけてくれた。
話してみると、彼ら4人組は大学の先輩後輩で
facebookでこのイベントを知ってわざわざ
足を運んでくれたとのこと。
また彼らは多摩美術大学に留学してる、してた
とのことで基本日本語で会話ができた。
この出会いも本当に嬉しかった。
上でタバコ吸ってると、
「ご飯どうするんですか?」と
聞いてくれたので、
「特に決まってないよ」
というと、一緒に食べにいこう。
と誘ってくれた。
暖嶼Fuermoshaのメンバーも誘ってみたけど、
車1台で来てて、明日仕事のメンバーがいるとのことで
一緒には行けなかったけど、次は日本で
一緒に飯を食おうと約束して、
記念撮影をば。

多摩美術大学の学生の一番の先輩はゴーくんといい、
そのゴーくんに連れられて台南の夜市へ。
連れていってもらった夜市で
日本語で話をしてたら、店先でDJをしてた方が
「恋に落ちて」を流してくれた。
なぜか感極まった。
多分来たこともない、日本語が通じない土地で
いろんな人の優しさに感動したんだと思う。
そんな感情、前に出ることなんて滅多に
ないのに、このときはそんな感情に
包まれた。


1時過ぎくらいまで食べ呑みしてた。
東京は家賃が高いとか、香港の話とか中国の話とかを
聞く。生で体験している人の声は響く。
ゴーくんは台南でギャラリーに就職してるらしいけど、
後輩の大学院生の二人は日本で就職したいらしい。
でも、グラフィックデザイナーの初任給は超安いんだ。
と言ってた。
話をする中で「台湾のほうが食べ物安いけど、
日本で台湾より安いって思うものってある?」
って聞いてみると、みんな一斉に「吉野家」って
言ってた。
確かに台湾は牛丼一杯600円だもんな。と納得。
みんなで夜の町を歩いて宿泊先へ。
2010年代でもトップ3に入る素晴らしい1日だった。
今日の最後にダーマイと1枚。

次の日、台北に戻る新幹線が12時過ぎなので、
新幹線の駅に戻ることも考慮して、朝は9時くらいから
動こうと思うと、ダーマイに言ったら「9時!?お、おっけー」
とのことだったので、「こいつ、朝弱いのかな?」と思ったら
ビンゴ。朝11時前までダーマイとは連絡がとれなかった(笑)。
連絡がとれないのはしょうがないので、台南を散歩。



11時ごろ、ダーマイと近くのセブンで合流し、朝飯。
サンドイッチを食う。


その後、ダーマイが「時間は大丈夫?」というので、
時計をみたら乗ろうと思ってた電車が出発してた。
ま、ひとつ早い電車だったので乗り換えと道順を
間違えなければ間にあうだろうと楽観的に考える。
すると、ダーマイが「あそこの緑豆のタピオカ屋が
すごい有名だ」というので、見てみたら11時開店で
11時15分には道路に溢れんばかりの人が並んでた。


タピオカを片手に新幹線の駅へ。
ダーマイはバスで台北に行くとのことでここでしばしのお別れ。
ダーマイは台南の近くのジャーイって町に住んでると
思ってたら、出身はジャーイだけど、今は台北で仕事してる
らしい。わざわざ台北からバスに乗ってウサギを観に来てくれる
なんて…いいやつ。

「沙崙」駅 に着き、乗り換えが10分しかないので、急いで移動しようと
すると、昨日見つけることはできなかったけど、連絡通路があった。
なので、 「沙崙」駅の改札から30秒で新幹線の改札に着いた。
余裕で間に合った。そして、新幹線で一路台北へ。
一旦ホテルに戻り、一息つく。
風呂にも入ってすっきりしたところで三越の細道に
タバコを吸いにいく。
温度も高く、湿度も高いのでタバコ吸ってホテルの部屋に
戻ると大汗。風呂意味なし(笑)。
準備を整えて、本日の会場リボルバーへ。

リボルバーに着いてそうそう店長のダンと再会。
今回の台南のライブもダンにとてもお世話になって
実現したので、そのお礼も伝えた。
本当にダンには世話になった。
何かお返しがしたいので、日本でなんかあったら
力になりたい。と伝えたら、「え、オーガナイズできんの?」
って感じの返事だったので、「まかせとけ」と言っといたけど、
ダンの中でどれくらい信憑性を持ってもらえたかは不明(笑)。
誰かリボルバーに行くことがあれば、「あいつ本当に
企画とかできるから、連絡して」と伝えといてほしい(笑)。
ダンとの話もそこそこに会場に入ると今回の台北ライブに
誘ってくれたポプラがリハをしてた。
リハ後にポプラのメンバーとそこそこ話をして
外でタバコを吸ってたら、speakerのメンバーが
汗をかきかき登場。
広島感、爆発。
speakerのリハ中にお腹をすかしたダーマイが
到着したので、ダーマイがルーローハンが有名な店に
連れて行ってくれた。
昨年タナトリーヌに連れて行ってもらった店と同じだった。
タナ先輩の情報能力の高さを感じる。
ここはルーローハンもうまいけど、ここの青菜炒めが
すごい好きだったので、青菜炒めも注文。
満足。

ルーローハン食べてリボルバーに戻るとちょうど
speakerのリハが終わってて、ダーマイおすすめの
小籠包を食いに行こうと出発。
ポプラのメンバーも誘ったら、ちょうど飯を
喰ったばかりだったので、断念。
speakerのメンバーとダーマイと小籠包屋へ。
噂通り、小籠包うまい。

割と小籠包屋が遠かったので戻るともうイベントが始まってた。
最初は地元台湾のバンド。

優雅逆轉 Posh Inverseもpostrock感のある良いバンド。
演奏力高くてとてもいい感じだった。
2番手はウサギ。
直前リハでアンプを使ったことなかったけど、クリーンが
しっかり出るフェンダーのアンプを使ったら、
最初の2曲はループが全く聞こえずボロボロ。
いろいろ調整してたら、あっという間に
終わった感じ。
うーむ。少しへこみ気味。
ただ演奏後、サキチヨさんが「最後の曲は
これまでで一番よくできたよ!」と言ってたので
終わりよければ全て良しと思って、気を取り直す。
演奏後、下のbarに降りると優雅逆轉のドラムの子が
酔っ払いのお手本のような酔い方をしてた。
酔っ払いは万国共通で同じ話を何度もする(笑)。
とてもいいやつだったけど、完全にアルコールで
失敗するタイプだな、と思ったら、
メンバーから「こいつ、1年ぶりに酒を飲んだ
だよ」と教えてもらう。
1年前、酒でやらかして彼女にめちゃ叱られて
断酒してたけど、本日きれいにタガが外れた
らしい。ちなみに彼女は会場にいないらしい(笑)。
バンドはポプラ→speaker→us:weと続いていく。
どのバンドも演る側も観る側もテンション高くて、
最高。楽しい。



us:weが終わっても、 優雅逆轉のドラムの子はずっと酔ってた。
リボルバーは人種のるつぼのようにいろんな国の人がたくさんいる。
その中で優雅逆轉のドラムの子は最高に酔ってた。

みんなの演奏終了後、続けてDJイベントがスタート。
僕らは次の日の朝6時のフライトだったので、イベントの
最後まで居れない。残念だな。と思いつつも腹は減るもので
台湾最後の飯を食いに行く。
去年打ち上げで行った店を覚えてたので、僕の案内で
その店へ。
ダーマイに聞いたら割とたくさんあるチェーン店とのこと。
ダーマイに注文をお願いして、みんなで乾杯。
途中ポプラやダンも合流して台湾最後の夜を楽しむ。


深夜1時過ぎにリボルバーを出発し、ホテルへ。
チェックアウト。
チェックアウト時、ホテルの従業員さんに
「サンクス!ウィー ベリーエンジョイド タイワン!」と
言うくらい深夜にテンションが高いおじさんとなっていた。
初日に調べた道順を通ってバスの停留所に行こうとしたら、
深夜は地下街に入れなかった。。
大廻りしてバス停へ。
台湾の蒸し暑く湿気の高い夜。
汗でへばりつくタンクトップ。
今回、最後のヨーヨーカーを使い、
高速バスに乗り込む。

深夜の台湾の一般道、高速道路を移動し、空港へ。
途中で寝てたらしい。
しかも鼾をかきそうだったとのことで、途中で何度か口を
閉じられたらしい。
深夜の空港はフライトを待つ人であふれていた。
その中に紛れて座って眠ってなんとかフライトへ。
今回の台湾の演奏旅行は新しい経験ばかりで
脳の海馬にしっかり刻み込まれるものだったな。
こんな経験ができるなら、まだまだ頑張れるし、
一年を長く感じることができる。
来年は広島からLCCが就航されるタイに行きたいと思ってます。
もちろん台湾にも行きたい。