2023/2/4-2023/2/5

山口から弦を交換に

朝から両親が荷物とギターを持ってやってくる。
荷物は畑で取れた野菜などでありがたい限りではあるのだけれども、もう一つのギターが大変である。
父の訴えによると、「ギターの弦を変えようとすると弦が切れる。」
「もういい。ギターなどもうしたくない。」学ぶ姿勢を極力排除した自身の想像以外のことはすべて面倒くさい。
お手本のような老害マインドである。しかし、このマインドを70年続けてなんとかなっているのはこれもまた特徴だと思う。

健康なボケ老人は困ると思う


そしてギターの弦を変えるごとに広島に来られても困るし、せっかく始めたギターをやめ、日がな一日TVと競輪放送を眺め、脳のシナプスへの刺激が減り、認知症へ急速にハンドルを切られても困る。
父は元柔道部で現在でも180センチ、90キロ程度の体躯を誇っている。
悪気がなくても認知で暴れられたら非常に困る。
そのためにも指先から弦を抑え、脳のシナプスに刺激を与え続けなければならない。
ようやく70を超えて”へんくうタレ”(天邪鬼みたいな意味かな)が始めた趣味である。
手放されてはいろいろ周囲が困る可能性が上がる。
という諸々の事情の元、弦交換のスタートである。
父の持っているギターは前に自分が使っていたドブロっぽいアコギである。
ヘッドはレスポールと同じタイプである。
自分がfenderを使ってるのであまり慣れないヘッドではあるけれどもある程度の知識はある。

内側を理解してほしい


なので、「いいか、巻いた弦が内側に来るようにする。これだけだ。」と最初に宣言する。
当然、「内側とかわからんわ。わしには出来ん」という言葉が返ってくる。
開始2秒で諦める。とかチャレンジとかやったことないことをしてみよう。とかの現代の思想とは真逆である。
しかし、ここに体験を加えると興味くらいは持つ。
2本、こちらで弦を巻いてみる。
「ほら、こうやって内側に弦がくるように巻くのだよ。」
と手本を示してみる。すると、「自分で巻いたら弦と弦が当たっていただけれども、これは弦と弦が当たっていないな。」と一応弦を変えようとやってみた体験が功を奏し、「なぜ、こいつは上手く巻けているのか?」という疑問を持つ。
疑問をもったところで「だから、さっき言った内側ってやつだ。両方とも内側になっているだろう?」と言うと、「あぁ、内側とはそういうことか。ふんふん」と聞く姿勢が出来上がり、内側の意味も理解したご様子だ。

言ってみせ、やらせてみせ、させてみて


ここで「3本目は自分で巻いてくれ」というと、嫌がりながらもコツみたいなものは勝手に感じ取っているのでそれを試したいという想いもあるので、素直にチャレンジする。チャレンジはするものの上手くいかないとすぐ投げ出すので、細かいとこなんかは一緒にやってみる。
そして巻く方向を考えて理解したら、弦を巻かせてみる。思ってる方向と逆に巻いて失敗する。でも、ここで思ってる方向と逆に巻くと正しい。ということを
理解して弦を巻くことができる。
同じように反対側の弦も2本こっちで巻いて最後の1本を巻かせる。
上手くは巻けないけれども理屈は理解した模様。
自分は自分で「今の俺は山本五十六。今の俺は山本五十六。」と思いながら対応すると優しくなれることを学んだ。
そしてチューニング。

チューニング


チューニングはオクターブを間違えてチューニングしたと思われるので、「弦が切れそうだったら弦を緩めながらAやらEに併せると良い」と伝えておいた。「めんどくさい、わからん」と言っていたが、チューニングを併せてギターを渡してやると、「今度、またギターの発表会に誘われている。わしはめんどくさくてもう出たくないんじゃが、今度は拓郎(吉田拓郎ね)以外をやろうと思う。」などと素直じゃないことを言う。
そして最後の仕上げに母に全ての内容を伝える。
多分次回の弦交換で父が覚えているのは「内側」くらいなもんであろう。そして、「出きん」と言って放り投げる。
そこで母が登場し、「こうやるんじゃなかったの?」とフォローする。多分、これでなんとかなるのではないだろうか。
朝から一仕事を終えた気分で家人を連れてアウトレットへ出かける両親を送り出して、録画番組などを観る。

湯田へ

13時頃からお風呂セット、タオル、美容用品、着替えなどをリュックに詰めて13時半ごろ出発。
市電に乗り込む。うまい具合に横川線が来ていてラッキー。
13時50分頃の山陽本線で山口へ向かう。
本日はオルガンズメロディで行われるイベントへ向かう。九州で何度か対バンしたことのあるthecampsのライブを観に行く。
前に神棚onthewallの企画でウサギduoで出演させてもらった際にthecampsのボーカルやすますさんに終演後、おすすめのラーメンを食べに連れて行ってもらい、ラーメン食った後に博多駅まで送ってもらったので、そのときの恩もあるし、何より40超えてライフワークがひとつ無くなるという人たちの生きざまみたいなものを観たくなったという感じ。

岩国最高。


14時半ごろ、電車は岩国到着。
次の乗り合わせまでに45分くらいある。
寒空の下ただただ待つ。と思っていたけれどもご飯も食べていなかったので、駅の構内を歩いてみたけれども飯を喰うところもない。
ダメもとで駅員さんに事情を話してみると、本来は良くないのだけれども事情は分かる。僕はずっとここにいるので、出てもらってまた入る時に僕に切符見せてもらったらいいですよ。と気を使っていただき、改札を出て末広食堂でラーメンを喰う。
こういうことってある程度の経験?立場でないと責任とか言われる感じもするし、多分、全員にこういう対応ができるわけではなく、時間帯や混雑具合で出来る対応と出来ない対応があるのだとは思うのだけれども、非常にありがたく、何か真心に触れた感じがして非常に嬉しかった。
レアケースのありがたい想い出となった。
腹も心も満腹で15時15分くらいの山陽本線で小郡へ向かう。

神の雫を読む


車中、延々kindleunlimitedで「神の雫」を読んでいた。
読んでいて思うのが、アルコールを一口含んで景色や想い出、絵画や歴史的事件などを引き合いに出し、味をわりと長めに語る。
これがワインというものなのだろうか?と思うと、すごい世界だな。と思う。
ま、バンドも曲聞いて蘊蓄を披露し、推測なんかも披露なんかをする人もいるし同じようなものかー。と思い至るのだけれども、ワインはその蘊蓄(表現)具合が大事。というようなことを読んで、いやバンドよりすげーな。とか思いながら読み進めた。
デキャンタージュ、テロワール、マリアージュなどの斜めから見ると面白いワードをいくつか覚える。
小郡に着いた後は山口線に乗り換え。ここでも15分くらい待つ。

湯田は人気スポット


山口線で湯田温泉駅まで向かう。2両編成の車内はパンパンであった。
湯田温泉駅到着。18時前であった。パンパンの車内のそのほとんどが湯田温泉で降りた。
これが観光地の力か。と改めて感じる。
あ、ひとつ豆知識。
確か今年対応されると思うのだけれども、上記日付時点では山口はsuicaとか使えない。
なので、広島からsuicaやicocaで改札を超えて山口に向かうと面倒なので気を付けたほうがいい。まだ切符一択である。

風呂へ

おんせんの森


湯田温泉駅に降り立ち、早々に「おんせんの森」に向かう。
18時過ぎに温泉に浸かる。以前、訪問時は露天にも気づかずサウナに直行していたので今回はゆっくり露天にも浸かる。
サウナも十分に楽しむ。サウナがそこまで温度が高くないので10分以上サウナに入ってたらあっという間に時間が経った。
水風呂もそこまで冷たくなくて、水風呂に入る時間も長めであった。
外気浴は椅子もたくさんあり、ベンチに座ってボーっとしていると1回目で頭がクラクラになる感じで気持ち良かった。
これを整うというのかは知らないけれども、頭フラフラでほぼほぼ真っすぐ歩くことしか考えれない状態を整うとは言わないだろうな。とか思う。どちらかというとこの状態は「キマる」のほうが適切なような気がする。
サウナ内でオルガンズで見かけるお客さんの方と出会い、話したことはなかったけどお互いに見たことあるという既視感で会釈して軽く会話。こういうサウナでの出会いも良いもんだな。と思う。後ほど、オルガンズで再会。
19時半ギリギリまで風呂に入り、オルガンズへ。

ライブ

furate
セリグマンの猫
and young…加納さん

多分furateからだろうな。と思っていたら、furateからだった。
本日はayatoが大阪でライブなので、PAはえいぞうさんがやっていた。
良い悪いというのではなく、PAが変わると分かるもんだな。と思った。
音響に興味がなかったけれども数年前から自分でもやるようになったからなのか「違い」が分かるようになってきた。
furateの次はセリグマンの猫。9月にアートブレイキーでご一緒したけれどもタイテを読み違えてて、ただただ焦っていたので今回ゆっくり拝見できてよかった。
運転手としてついてきていたデュビアのつじくんが車を擦った話と宿がないという話を聞いて、擦った話はなんともできないけど、宿に関しては「さないは神」で有名なさないさんがなんとかしてくれた。流石。
セリグマンの猫の次は大阪から加納さん。andyoung…も最高だけど、弾き語りでも最高。というのはズルい感じさえする。
因みにこの段階でハイボールを2杯飲んでおり、なかなかの酩酊状態。
多分ハイボールにおけるウィスキーの割合が多いと思われる。
しかしながら、なるべくオルガンズにお金を落とそう。と思っていたので、これでよいのだ。
最後はthecamps。campsを観に行ったのだけれども、3曲目の前のMC辺りで空いていた席に座り、酩酊状態で聞いていた。

the camps
the camps2


サウナ&アルコールで作り上げたふわりとした状態の上をcampsのメロディがcampsの演奏が上を流れていく感じが非常に心地よい。
アルコールで寝る一瞬前みたいな状態なのだけれども、しっかり感覚は活きている感じ。
良い体験であった。あれはcampsの音楽だからこそ与えられるリラックス状態だったな。と今、考えたら思うもののステージの上からみてたらただの酔った中年が腰かけて寝ているように見えていただけであろう。

クラムラッツ


打ち上げにも主催の神田さんのご厚意で少し参加させていただき、防府のサンドウィッチをごちそうになった。
その後、3杯目のハイボールに3口をほど口をつけたタイミングで撤退。
帰り際に遊びに来ていたかおるちゃん(クラムラッツ)とも話ができて何よりであった。
角島でみかけたよちよち歩きだった息子がもう小学校に入学するのだそうだ。
時が経つのは早い。
そして、後輩のさない&まごめと共に一緒に話してると会話の振り方が悪かったのか、「なんかいじわるしてますか?」と言われたので、「そんなことはないよ。」と否定しておいたけれども、後輩たちと会話しているかおるちゃんが少し面白かったのかもしれない。

さない邸へ

その後、つじくん、さないさん、まごめちゃんと共にさない邸へ向かう。
途中、まごめちゃん邸で毛布をピックアップして向かう。
車中、つじくんは人の名前が覚えれないといっており、さないさんのことを「さうちさん」と言ったり、「さなっぺ」さんだったかな?なんか言い間違いを連発していた。
さないさんは「明日の9時にジモティーの荷物の引き渡しがある」と言っていた。
まごめちゃん曰く「いまぎわのくにのアリス」を観ながら就寝。
一応、「あれ、多分いまわのくにのアリスやで」と教えておいた。
6時半頃、物音で起床。
さない家名物のブレーカー落ちが発生したらしい。
そこからうたた寝を少しして7時半頃覚醒。
煙草吸ったり、買っておいたグリーンスムージーなどを飲む。
8時に生命に関わりそうなアラームが鳴るも5秒くらいで止めてまた寝ている。
多分生命の危機でもそうなんだろうな。と思いつつ、煙草を吸う。
8時半過ぎにさないが起きてこないので、しょうがないので起こす。

おじさんはジモティー


起こしたら、早々に準備をしてエアーマットを携えて約束の場所に出かける。
それについて行った。
受け渡しは秒で終わり、「ジモティーって大体おじさんが来ますよ。」と心に残る明言を残してくれた。
その後、喫茶店でモーニングを喰う。看板メニューにチーズとの記載があり、それを避けたものを注文したのだけれど、
パンにマーガリンが塗ってあったが、なんとか喰えたので喰う。
帰宅したら、10時前。

歯は大事


つじくんはセリグマンの猫のメンバーが10時にチェックアウトすると言ってたので、そろそろ起こそうとさないさんと話していたら、既に起床していた。若いのに偉い。そして、「セリグマンの猫のメンバーにラインしてるんですけど、既読がつきません。」と言いながら、歯を磨いていた。つじくんは時間をかけて歯を磨き、磨いたあとに旅先でも糸ようじを通していた。
「歯は大事ですからね。」と言っていた。その通りだ。
「あ、既読つきました。半ごろこの辺に迎えに来てくれます」とのことで、少し談笑したのち、セリグマンの猫のメンバーと合流。
噂の擦った傷を見せてもらう。見た目では大したことがないと思われる。が、結果どうなったのかは不明である。
何事もなければよいなぁと思い、メンバーとつじくんを見送る。

清水湯

清水湯


見送ったあと、さないさん&まごめと共に清水湯という銭湯へ行く。
11時頃に到着し、「12時目処に出よう」と約束して入湯。
清水湯は湯が熱い。と聞いていたけれども、もともと熱い湯が好きな自分としては最初は熱いけれども慣れたら気持ちの良い湯であった。
あとスチームサウナが円形のプラスティックのような素材のスペースで地場のルールがあって素敵であった。
サウナに入る人のほとんどが湯桶に湯をパンパンに入れ、座る前に椅子と椅子の上の保冷パックの銀のシートみたいなものに半分湯をかけ、足元に置く。そしてサウナから出る前に残った半分の湯をまた椅子と椅子の上の保冷パックの銀のシートみたいなものに湯をかけ退出する。
という暗黙的ルールを学び、実践した。
水風呂は冷たく気持ちよい。外気浴ではないけれども休憩椅子も用意されており、とても気持ち良かった。
2セットサウナに入ったところで11時55分だったので、速攻で出る。

化粧をする。髪を乾かす。


濡髪のまま、一旦帰宅し、さないさんにドライヤーを借りて髪を乾かしたのち、美容セットを塗る。
そこから60分程度かけて、余所行きのさない&まごめを創りあげ、昼飯へ。
途中、まごめちゃんの実家の鍵の話を聞く。流石な内容で面白かった。
あと、二人はふじ苑の犬?猫?ペットの話をしていた。
ご飯は山口の名物バリそばを喰いに出かける。
そういえば、つじくんにもバリそばのことを伝えたのだけれどもずっと「バリうどん」と言い間違えていた。
バリそばは春来軒というお店が有名で尚且つまごめちゃんがバイトをしていたとのことでその店へ向かう。

バリそば

三人前


途中、まごめちゃんがいづつやで春来軒のスタッフさんのためにお土産を買っていた。
「あたしがあんなにヘマして遅刻しても温かく見守ってくれて感謝してます。」と感動的に言っていたけど、ただただ「遅刻してたんだな。コイツ。しかも結構な頻度で」と思った。
あと、まごめ情報なのでどこまで正しいのかは不明だけれども、バリそば、春来軒というのは店名が同じだけで全部違うらしい。
で、そのうちの1軒が春来軒だったか、バリそばだったかを商標登録し、山口バリそば界隈が揉めているらしい。と言っていた。
どこまで本当なのかはわからないけど、山口でバリそばやるんならみんな「春来軒」って名前つけるんだ~。というのが感想であった。

クレープ談義


その後、クレープ屋に行き、クレープを喰う。
さない&まごめがそれぞれ頼んだクレープをお互いに匂いを嗅がせ「ヤッバーい!」次にそれぞれ一口与えあい「マジでヤッバーい」という行事的な行いをしている間に黙々とチョコ苺バナナクレープを完食すると、「喰うのが早い!」と驚かれたので、「いいか、お前らが
匂いを嗅がせ合ったり、一口与えあったりしている間に黙々と喰えばこのスピードで完食するのはそう早いものではない。」というような感想を述べたりした。そういえば、クレープ屋に並んでいる間にさないさんがトイレに出かけ、帰ってくると「サキチヨさんへのお土産です。」とお気に入りの外郎を持たせてくれた優しい。ちなみにいづつやでまごめちゃんが春来軒のスタッフさんのために土産を選んでいる間に柿の種を塩キャラメルチョコでコーティングしたチョコを家人の土産に買っていたので、家人への土産もパンパンである。

プレミアム園芸店


その後、さないさんが2週間に1日しか空いていないという園芸店へ行きたいというので、そこへ行き、鉢植えを購入。
洒落た園芸屋さんで鉢植えやキャンプ?登山グッズ?果てはローカルブランドのTシャツまで置いていた。
さないさんがお気に入りの一鉢を購入し、次の目的に向かう間に「あのお店のオーナーさんは普段大工をしています。
大工をしているので、2週間に1度しか空いていません。」と説明してくれた。
さない&まごめはなんかお店をしている人の脇の情報に詳しい。本当か嘘か真偽のほどは置いといても人の脇の情報って楽しいよね。
メインでなくて脇の情報にこそその人の本当の人となりが潜んでおり、そこに触れれる気がするのが主な理由だと思われる。
鉢植えを後部座席に置いて、次は古着屋を目指す。

古着屋さんへ


古着屋はオルガンズにライブをよく見に来ている原田さんという方のお店で感じの良い古着がたくさん置いてある店であった。
人柄も腰が低く、とっつきやすい接客でとてもナイスである。
一品物の良い品物が多く見ていて楽しい。
まごめちゃんが米軍のトレーニングパンツみたいなのを買っていた。
店内に飾ってあったCDを見ていると、2割くらい自分も持っているCDで少し話をすると同世代ということが判明。
同世代というのが判るCDラインナップが郷愁感があり、良かった。

同世代の匂い


レッチリ、ベック、レイジ、ソニックユース、NIRVANAとかかな。
そういえばまごめちゃんが「私はソニックユースを知っている。」というので、少し掘って聞いてみたら、
「ソニックユースは外人です。」と自信ありげに言っていた。ま、そういうもんだろう。

スーパークレイジーちゃん


そのついでにさないさんがまごめエピソードを一つ披露してくれた。
shiNmmで東京でライブしたときに羽田空港でまごめちゃんから「ははめぐむいります?」と声をかけられ、「?、なんのことだろう?」と思ったら、「母恵夢(ぽえむ)」のことでした。と言っていた。
因みにまごめちゃんは山口でも有数の進学校出身で勉強ができるらしいので、多分教科書に載ってる話題は強いと思われるが、教科書に出てこない「母恵夢(ぽえむ)」は守備範囲外のようであった。
古着屋を後にして、防府駅まで送ってもらう。

広島へ


防府駅から一路広島へ。
ずっと「神の雫」を読んでいた。
帰宅後、家人に土産を渡すと「お、俺、塩キャラメル好きやで!」と言っていた。

防府の祭り


そして、TVを観てたら急に防府が出てきたので録画しておいた。と、今週は妙に山口づいていた。
観ると、海外の方がはじめて「裸坊祭り」に参加する様子であった。
そして「裸坊祭り」の意味合いをはじめて知った。
じいさんに手を引かれて屋台で欲しいものを買ってもらう祭りで、いい大人が身体中にハンコを押してもらって柄が悪くなる祭りという理解だったのだけれども、正しい知識を得た。そういえばうちの父親も何回か参加していたな。という記憶が蘇った。
ということは神輿を奉納したのであろう。
ふーん。
と思いながら、就寝。

2022/04/16-2022/04/17

ローカルキーホルダー

風呂に入るぞ

土曜の朝、起きて朝一で風呂の水を抜く。我が家でいうところの「抜くとこスタート」である。何をするかというともちろん風呂の水を抜き、掃除をし、風呂を入れるのである。

高木さんっていいよね

最近、TVを観ずにネトフリばかり観ている。風呂を溜める間も珈琲を入れ、「からかい上手の高木さん」の3部の頭のほうを観ていた。家人は全く触手を伸ばさないのだが、なんだろう。「青春」+「初恋」+「淡い」こういった要素は人間だれしも若年層と呼ばれる世代があり、その世代時に理想をまんま叶えたという自負がない限り、少なからずひっかかる要素があるのではないか?と個人的に思うのだが、家人はそうではないらしい。恐らく絵柄やあまり抑揚なく描かれる日常が好みではないのであろう。

運動神経?何それ。

あと家人は極度の運動能力不足で体育の時間にバスケをしていて味方のパスで骨折。連れて行かれた病院で医師に指を引っ張られて気絶。というポップなストーリーをお持ちなので、満足するほどの「青春」+「初恋」+「淡い」要素を持っているとは思えないのだが、まぁ、何事にも例外はあるのであろう。風呂が溜まったところで視聴をやめ、入浴。

おっさんの風呂の詳細

髪を伸ばし始めてから洗髪が非常に厄介である。まずシャンプー。基本、二度洗いである。最初は頭皮を指の腹でモシモシ洗う。髪が伸びてからはなぜかファースト洗髪の泡立ちが悪い。なので、まずはあまり泡立たない状態でモシモシ洗って流す。次に髪を中心に髪を擦る感じで洗う。この時は少量でもかなり泡立つ。その後、トリートメントを塗り、塗ったままで洗顔と髭剃りを行い、その後トリートメントを落とす。これだけなのだが、面倒くさい。更に風呂上りに髪を乾かすのも面倒くさい。調査を繰り返し、繰り返し「これだ!」という高額なドライヤーを購入したもののやはり10分程度は髪が乾くまでに時間を要してしまう。なんとか乾かした後に化粧水、乳液、美容液を枯れた畑に振りまいて終了。時間もかかるし、工程も多い。こういうのを毎日やってる人たちは偉いなぁ。と思うし、費用をかけてそれなりの消耗品を使用している人は更にすごいな。と思う。

家人の化粧

風呂から上がると、家人も起き出しており「わしも風呂入るでや」といい、そそそそと風呂に向かっていた。数十分後、風呂から上がった家人は「化粧するで」と宣言された。家人は自分と同様とても面倒くさがりで禁忌とされる行為をずっと繰り返していた。禁忌というのは化粧の上塗りである。家人は20代の肌が元気な頃、元気なことをよいことにそれはそれは肌を酷使していた。仕事から帰ってくると、倒れるように転がり、転がりつづけて布団にIN。そのまま就寝したり、起きて飯を食ったりしてそのまま眠った。起きて風呂に入ればいいもののギリギリまで眠りたい。という欲に勝てず、そのまま眠り続け出勤直前に鏡を見ながら化粧を上塗りし、また出勤していた。そう、肌に呼吸をさせるのを拒否した20代をおくられていた。

ウォンツのババアに叱られる

ある日、化粧品を買いにウォンツに出かけ、肌の調子を見てもらった際にウォンツのババアに注意され、上記の生活スタイルを話したら、ウォンツのババアに叱られた。というエピソードもお持ちである。そして当時のウォンツのババアの願いが叶ったのか現在、家人の肌はいつも呼吸をしている。その理由は明白で家人は化粧をやめた。流石だ。コロナ禍のマスク着用+眼鏡がスタンダードスタイルとなった現在、化粧を引退したのである。

化粧宣言

そんな家人の化粧宣言。ま、ただの気まぐれである。久しぶりに眼鏡を外し、コンタクトを入れると「おい、ものが大きく見えるな。やっぱり」と言っていた。家人はコンタクトをしたまま料理をすると、かなりデカ盛りの料理を作るのだが、それはこれが理由らしい。そして化粧。しかしながら、できる限り工程を省こうとする。

省く!省く!

「マスカラは…うーん、(しなくて)いっか」「アイライナーもなー…(しなくて)いっか」こんな調子で恐らくベースメイクをすることを化粧をする。と定義したのであろうスタイルが完成していた。そんな家人と9時半ごろに出立。

現地集合。現地解散。

本日はライブで山口へ向かう。通常、バンドワゴンに機材を詰め込み、メンバーを拾って出発と思いがちであるが、我がバンドはまず僕らは車を所有していない。ギターは所有しているものの2人乗りのスポーツカーである。ベースは子供が小さいので家を長く空けるわけには行かず、ライブ終了後、即帰宅という都合上、ほぼほぼバラバラで移動することとなるのである。

鈍行でGO!

自分たちは鈍行列車で生まれ故郷防府を目指す。ファミマでお菓子を買い、こないだ買ったkindleに漫画と本をダウンロードして鈍行に乗る。うまいこと席も空いており、まずは岩国まで移動。途中、DQウォークなども立ち上げ、モンスターを討伐したりもしていた。家人は漫画や本だと酔うので、外をみたり寝たりしていた。岩国からも同じような感じで過ごす。そして防府へ。

奴らが…

防府に着くとshiNmmのまごめちゃんとゆかみりやが迎えに来てくれていた。改札で戸惑っていた部活の高校生の横を抜け、切符を駅員の横に置いて合流。因みに防府に自動改札機はない。まごめちゃんの運転で山口まで連れて行ってもらう。まだ早いので飯を食ったりする予定を入れている。

まごめスタイル

走り出して数分でまごめちゃんの運転は限界までスピードを追い求めるスタイルだということを知る。どうやら前に車がいると、その車に追いつかないといけない。と思っている節がある。そして追いつくのはなるべく早いほうがいい。という独自ルールもあるようだ。結果、限界までスピードを追い求めるスタイルが確立されたようだ。因みに前の車に追いつく際、車間は割と近い。

まごめスタイル

とりあえず間違えよう

まずはリバーというお店で飯。ゆかみりやのナビでゴー。地元なので、リバーと聞いてロゴが浮かぶ。しかしながら、場所が明確に思い出せない。小中学校の区域の何処か。というまでが記憶の限界である。ゆかみりやのナビに従い進むと、中学校区域の入り組んだ場所に連れて行かれた。絶対にこんなとこにリバーはない。と思っていたら、ゆかみりやが「リバーって入れると絶対最初にこの変な場所に連れていかれるんですよねぇ。」と言っていた。予定調和の間違い。なんてレベルの高いことをするんだ。こいつは。

真のリバーへ

と思いながら、真の目的地へ。真の目的地へはゆかみりやのうろ覚えの記憶で向かう。という斬新さ。こうなると自分も記憶を総動員するしかない。おそらく自分がロゴが浮かぶということは街道沿いであろう。そして街道沿いに記憶では喫茶店は4件程度。その4件のうち、3件は現在地から東側。とすると、このT字路は右折が正解。と思っていたら、ゆかみりやがあっさり左折を指示。左折し、数百メートル行くとあった。リバー。そうか、自衛隊のとこのはす向かいの喫茶店か。確かにあった。あった。ようやく到着したリバーで日替わり定食とミックスジュースを注文。他は日替わり定食、煮干しラーメン、ナポリタンを注文。どれもいい感じの料理であった。そして何度か来ているというこの二人は毎回あの中学校区域の入り組んだ場所を経由してここに来るんだな。と思うと、こいつら道に関して学習意欲はゼロだな。とか思っていた。

ドライブ


食後は中学の頃、親がヤクザだという同級生が住んでる地域が懐かしくなったのでその地域をドライブしてもらうことにした。記憶ではトンネルを抜けたところにある地域だったように思っていたけど、トンネルがない。少し行ってトンネルを見つけたのだけれども、なんかトンネルが真新しい。違うような気がする。でも、そのトンネルを超えると海が見えたり自然が豊富だったり、道が綺麗だったりといい感じ。まごめちゃんのスピードもいい感じで限界ギリギリだった。まごめちゃんはギリギリのスピードでカーブに差し掛かると「私、カーブ苦手なんですよね。えへへ」と身の毛がよだつことを言っていたが、こうやって日記が書けているので結果OKである。

道の駅大道

地元ながら馴染みのない道をひた走ると大道の道の駅に到着。妙に人が多く、老人や主婦が溢れていた。地元野菜などがかなりお安く売られていた。トマトひと箱20個入りくらい?のが880円などかなり安い。購入意欲をそそられるもののトマトの箱を持ってライブしにいくのもあれだな。と思って思い留まる。ただ後ろを振り向くと、デカいタケノコを2本、なにかしらの苗、あとほうれん草?なんかをカゴにしっかり詰めたゆかみりやが会計をしていた。ゆかみりやは「たけのこ激安!」と言っていた。「2本は多いだろう?」というと、「いや、こんなデカくても食べれるとこは少ないんですよ」と言っていた。そんなもんかな。と思ったけれども、やはりあれはデカいと思うな。

長沢ガーデン

その後、長沢ガーデンに移動。ただ池のほとりに入浴施設、宿泊施設、飲食お土産施設があるだけの場所なのだけれども昔からあり、地元民に愛されている場所である。そこで長沢ガーデンキーホルダーを購入。あと、最近では珍しいとされるうどんの自販機でうどんを購入。ひとしきり遊んだ後、小郡経由で会場に向かうのかと思いきや、防府に戻り、さない宅で布団をレンタル。布団をトランクに入れるとまごめちゃんのマーチの後ろの視界は0だったが、まごめちゃんは「全然、平気」と言っていた。「そうか、そうか、お前は平気か」と思っていた。

ガーデン

山口市へ

そして会場に向かう。会場に行く前にゆかみりやの家に寄り、一息。ゆかみりやはさっき買った野菜たちを玄関に投げていた。ゆかみりやは古民家に住みたいという理由で1軒屋を借りている。だから広い。そしてその広い家をまごめちゃんとシェアしている。リビングには炬燵もあり、快適そうである。一息ついた後は会場へ。

オルガンズ到着

オルガンズメロディに着くとメンバーも全員揃っており、ちょうどayatoのリハが終わったところであった。リハはたまに良いライブハウスにある。多少マイクから離れて発声しても自分の声が歌詞までしっかり聞き取れる系の作りになっており、今日の主催兼PAの学くんの技術が光っていたので、コーラスやドラムボーカルの曲を確認させてもらった。リハ後は調子に乗り、一杯呑みにでかける。

顔が真っ赤

会場近くの兆治というお店である。ここの牛煮込みがとても美味しい。温玉を落として食べると尚いい。そしてハイボール一杯で顔が西方(からかい上手の高木さんの登場人物ね)みたいに真っ赤になっていた。良い感じになり、会場に戻り、ayatoのゆーかちゃんと韓ドラ談義などをしていた。

韓ドラっていいよね

キムダミの魅力や最近観て面白かったもの、果ては韓ドラにハマった理由などを話せて満足。ゆーかちゃんはBTSきっかけで韓ドラを見始めたらしく、この日もBTSのTシャツを着ていたのだけれども、ayatoのドラム叩きながら時折認識できるBTSのTシャツは非常にシュールであった。アンダーカルチャーのど真ん中のビートの中心にオーバーカルチャーの代名詞。シュールで素晴らしいとしか言いようがない。そしてライブ。

爆発する山口の可能性

ライブはふーふーくう、ayato、ウサギの順番。ふーふーくうは3曲ながら、1日2回の練習も含めて週8で練習をしていたらしい。メンバーが減り、音楽性も変化を見せようとしている最中の踏ん張りを感じる。今がゴールではなく、これからの可能性が全方向に拡がる仕上がりになっていた。北九州予備校ではないけど、実った努力だな。と思った。ayatoは気負いなくずっと最高を更新している感じ。ただただバリバリにヤヴァい。リズムがskillkillsみたいな強弱のつけ方で狙ってるのかな?と思ってたけど、あとから聞いたらskillkillsのドラム教室に通ってるとのことで納得。真綿に水が浸みこむように吸収してるんだな。まずは飽和するまで浸み込ませて、そこからまたひとつもふたつも化けるんだとうなと思うとどこまでいくのか楽しみだなぁ。とか勝手に思った。ただ2バンドとも予定より演奏時間が短くあと5曲づつくらいは演ってほしかった。

ふーふーくう
ayato

さ、ライブ

ウサギは予定時間ピッタリくらいの9曲を演奏。声枯れもなく良かった。ただメンバーがやたらと「緊張する」と言っていたのが印象的であった。ライブ後はまた調子に乗り、ハイボールを一杯呑んだら顔が西方になっていた。
しばらくウダウダ会場でしたあとに、ゆかみりや宅へ移動。移動の前からアルコールの効果で睡魔があと数ミリのところまで迫っていたもののなんとか意識をキープ。家につき、炬燵で寝転がっていると少し目が覚めてきた。用意してもらってた台湾料理をつまんでいると、たつやくんたちがやってきて会が加速。

夜は深くなる

みんな、ラグビー部で黒い弾丸と呼ばれていたり、弓道部のリーサルウェポンと呼ばれていたり部活していた頃に通り名があったという話や言語学っていうけど、言語って科学やITの進化、要はSNSの台頭などによるコミュニケーションの変化と共に可能になった伝達方法から伝達方式を模索したりするので、言語学一つだけで学問を成立させるのは難しく、社会学や環境、IT、時代のバックボーンを含んだ総合学問みたいな建付けにしないと成立しないのではないか?みたいな話をした。アカデミックで面白かった。別れ際にくろさきくんが「今度、前に話したイズミの駐車場で僕が攫われた話をもっと面白くして話しますね」と言ってくれててあまり一度聞いた話をブラッシュアップして再度聞かせてやる。みたいな芸人的発想で声をかけてもらうことが少なかったのか、とても印象に残った。言語研究者のソリッドにブラッシュアップされた「ヤンキーに半分誘拐された話」を楽しみにしています。深夜になったころ、就寝。どうやら自分とたつやくんのおじさん二人がいい音量で鼾をかいていたらしい。鼾DJが二人もいるのに周りはよく寝れるもんだな。と迷惑をかけた自分が感心した。

日曜の朝

朝はいつもの起床時間くらいに起きて、家人と散歩。近くに公共施設がたくさんあり、公園もあり、優雅な散歩であった。優雅な散歩から帰ってくると、昨日の夜の継続とでも言おうかヘドロみたいな睡眠を貪る輩たちが出て行ったときと同じ姿勢で寝ていた。そこから2時間程度経つと、いちおう皆起床。更にそこから維新百年記念公園でfurateの金子くんが出店しているアート&クラフト展に皆で出かける。久しぶりの開催になるのであろう。会場は人、人、人であった。またこの日は地元サッカーチームの試合も同じ場所で開催されており、集客に更に拍車をかけていた。数千台は止めれそうな駐車場の空きがほぼほぼ見当たらない。

散歩

県民大集合

まごめちゃんは運転しながら「山口県民がみんな来てますよ。ここ。」と割と真顔で言っていた。駐車場待ちの列に待ちきれずに逆走で抜け出そうとして失敗するもUターンで切り抜けたりしながら、公園の端っこの駐車場の一番端っこに駐車が出来た。そこから歩いてアート&クラフト展に向かうとそこも大量の人、人、人であった。そして金子くんの店舗はすぐに見つかった。そこに学くんやふーふーくうのメンバーも丁度集まり、談笑。

まごめの切れ味

まごめちゃんは金子くんの力作の木工皿を見ながら「これ、ドッグフード入れる皿ですか?」とか本気か嘘か分からないことを言っていた。金子くんは「まごめちゃんには前にもへこまされました。」と言っていた。流石、まごめちゃんである。

提供スピードや効率について

かなり面積の広い会場をみんなで歩いて回り、途中、飲食の出店でタコスなどを食す。タコスはほどほどの待ち時間だったけれども、もう1店舗のほうが12時半前に米がなくなったり、時間のかかるワークフローをやってて、お客さんがかなり並んだりしてたりして、会社員の我々は勝手に改善策などを提案したりしていた。自分たちの机で。「回転率を意識すると、カレーなんかの提供までの工程の少ないものを選んだほうがよいのでは?」とかこんな感じである。

買い物したよ

その後、みんな気に入った工芸品などを購入し、お開き。帰り際にまごめちゃんに半分冗談で「岩国まで送ってくれ」というと何故か快諾され、本当に岩国まで連れていってくれた。ありがたい。ありがたいもののまごめちゃんの運転は個性的且つ前衛的な個所が散見される。加えて、いつも以上にテンションが高かったのか、初っ端から不思議なことを口にしていた。

維新公園の門

まごめタクシー

「まごめタクシーっていいって思いません?」「20代の女の子っていうのに価値があるんですよ。」「代行でもいいです。」意図していることはわかるので、「でも、酔客を扱ったりするとセクシャルハラスメントやそれ以上の危険に巻き込まれる可能性は高いよね。」というと、「絶対触らせません。ここにアクリル板つけます。」とサイドブレーキやシフトレバーの手前にアクリル板をつけるそうだ。最早どうやって車を発進させるのか?そんなことが気になるけど、ま、アクリル板に穴でもあけるのだろう。そしてその開けたアクリル板から酔客が手を突っ込んできたら、スムーズに事故でもするんだろうな。くらいまで想像して、「ふーん」と言ったりしていた。

ありがとう。まごめちゃん

高速道路でもまごめ運転がいい感じだったので、結果、自動車学校の授業みたいになったりもした。17時過ぎに岩国駅に送ってもらい、感謝を述べると共に見えなくなるまでまごめちゃんを見送った。多分、送ってくれた道と違う道を通って帰っていった。1時間半後、まごめちゃんから「無事つきましたよ」と連絡をもらってとてもホッとした。

ありがとう。山口。

山口でお世話になったみんな、ありがとう。また行くから遊ぼうで。