土曜はいつもどおり
土曜はいつもどおり、ちゃんぽんを喰い、煙草を買いに行き帰宅。いつもと違うことと言えば、雨が降っていたことくらいかな。あとはちゃんぽんをとうがらしちゃんぽんにしようと思ってたのに、普通のちゃんぽんを注文してしまったことくらい。最近のよくある土曜日であった。
観たもの:
「王様ランキングの最新18話」
ヒリング様とため口で話してる女兵士みたいな人って誰だったけ?
「STAYHOME」
広島が舞台で修道高校が学校貸してたっていうのを聞いて観てみた。森絵都という作家の方が原作で世界でもいろいろリメイクされている作品とのことで、どんなお話かな。と思って観始めたけれども個人的には今一つ。説教に振る感じでもなく、禅問答みたいな自身の心の内の葛藤に振るでもなくって感じだったけれども要は観る年代、観せたい年代の差。
ターゲットにされていないジャンルの映画だったってことが結論かな。「あ、100m道路。」「あ、これ宇品の橋。」とか地元民ならではのとこは楽しめたしね。
夜に「新解釈三国志」の最初のほうだけ観て就寝。
俺は上り詰めるぞ!山。
日曜は朝8時に登山口の最寄り駅に集合するため、7時過ぎにチャリに乗って横川へ。その時間まで昨日の夜に録画してた対談番組を観てた。オズワルドの漫才師のお兄ちゃんと女優の妹の話が観たくて録画してたのだけれど、一家総出のコーナーになっててアットホームな感じが観ててほんわかした。あと諸々強い一家だなぁ。と。伊藤家の団欒を観た後、出かけたわけだが寒い。
久しぶりのにーくん
非常に寒い。耳当てをしていなかったので、チャリを漕いでる段階から耳が赤い。本日はバンド友達4人で三滝山~武田山の10キロ越えの登山コースにチャレンジの予定だったのだが、朝、早々に元悪者のおっくんから「体調が…悪い」との連絡があり急遽3人でアタック。ただおっくんのLINEの下に「体調が回復したら合流する」と記載してあったのだけれども、その時は3人とも社交辞令的なものだろうと思い、スルーして「お大事に」とだけ伝えていた。登山口口の最寄り駅に集合時間10分前くらいに降り立つとそこには、にーくんがいた。にーくんと会うのはあれだ。たかおくんとS角先生と4人で焼肉行って以来だ。1年ぶりくらいかな。
え、タバコ吸います?
1年合わないといろいろ話すこともあり、話していたら、LINEにて本日のオーナーS角先生より電車に乗り遅れちゃった。てへ。とコメントがあった。8時15分に到着した先生は合流後、アメスピに火をつけて煙をくゆらせていらっしゃった。アメスピが吸い殻となり、先生の携帯用灰皿に収まった後、登山スタート。
みんな人生歩んでんな。
歩き始めてしばらくしたところで、にーくんが「ここ、ぶーぶの家ですよ」といきなりぶーぶ(バンド友達)の家を紹介してくれた。ぶーぶいいとこ住んでんな。とみんなで言って更に歩く。また、しばらく歩いて登山口近くの寺に到着。この段階で先生は下に着ていた服を脱いでいた。僕はまだ寒かったので脱がなかった。登山口近くの寺の中に入り、途中から登山口に突入。まずは三滝山の山頂を目指す。

初っ端からめちゃしんどい。
登山口から数分で我々はなかなかの傾斜角の登山道とも言えないような山道を這うように進んでいた。登山初心者のにーくんにはキツいかな?と思うよりも前に自分がキツかった。登りは心肺の機能が非常に重要だと思われるのだが、先生のスピード(予定のスピードの200%のスピードを記録していた。)についていく心肺ではないようだ。なんとか登り切ったらアスファルトの道路に出た。しばらく道路を歩くのかと思いきや、即また山道に突入。最初からなかなかキツい登山であった。三滝山の山頂から観る景色は軽く雪もふぶいていていろいろ霞んでいた。
おばあさんの好意
山頂で僕も服を脱ぐ。Tシャツの上に上着を羽織るような恰好で次の山へ。次の山の丸山~その次の山の石山は去年登っていたので、多少覚えている景色もあった。途中、老人ホーム?的な横から山道に入る際にホームに居住しているのであろうおばあさんから「その道、崩れとるけ行けんよ」と教えてもらう。一旦引き下がったもののS角先生は「んなこたぁない」とおばあさんの姿がいないことを確認し、小走りで山道にINされた。僕らも小走りで山道にINした。最近の雪のせいなのか割とぬかるんでいたり、道が細くなったりしていたものの結果、崩れているといった場所はなかったものの歩きずらい場所はあった。おばあさんが親切で言ってくれたことを感謝しながらも、おばあさんの姿が消えるか消えないかくらいで小走りを始めたS角先生の山への想いも強く感じた。



にーくん、登山どうよ?
石山の手前くらいの鉄塔で休憩した際にS角先生がにーくんに「登山楽しくない?」と聞くと、にーくんは小さい声で「楽しいです」と言っていた。続けて、僕が最初から結構しんどいコースなんでめちゃ疲れん?と聞くと大きな声で「疲れました!」と言っていた。S角先生は合点のいかない顔をされていらっしゃった。石山をくだり、火山の手前のお社みたいなとこで昼飯。このころ、温度もかなり下がってて尚且つふぶいていたのでかなり寒い。脱いだ服を全て着ても手が震える。
震えて食す、トルティーヤ。
風も吹いている。震えながら朝、コンビニで購入したトルティーヤを食す。身体の芯から冷え、オミクロンでもデルタでもなんでもない本来の風邪にかかりそうなくらい冷えた。そしてそこから火山(ひやま)へ。火山はシンドイ。と聞いていたのだけれども距離的にそこまで長くないためなのか?これまでの道のりがキツかったのか、それほど大変という印象ではなかった。

子供とおっくんは風の子
火山の山頂で休んでいると欠席のはずのおっくんから「今、どこすか?合流します。古墳のとこから登ります。」との連絡があった。とりあえず「古墳ってどこだよ」と全員で突っ込んだ。その後、山で途中合流ってできるもんなのか?も分からないまま途中の峠を待ち合わせにして武田山を目指す。20分後くらいに元気ピンピンのおっくんが山道に現れた。
そんな一酸化炭素吸う?
そして「昨日、薪切りよったんすけど、その薪燃やして一酸化炭素吸い過ぎたんすかね。朝、めちゃしんどかったす。」と言っていた。おっくんのそれが真実であれば、火災現場で煙吸って一酸化炭素中毒手前の身体と変わらないじゃないか。と思った。そして合流したおっくんを先頭に武田山を目指す。おっくんは最近トレイルランを始めたとのことで、山を軽々と行く。


スピードスターおっくん
既に疲労が困憊している3人はおっくんのスピードについていくのがやっとというか、「おっくん、はえぇ。スピード落としてくれ」と懇願していた。おっくんが合流してから何故か山道の傾斜が非常に急になった。武田山の手前なんかは手足を使って這うように登った。非常に疲れた。なにやら岩山が現れ、その裏側に行くとそこが武田山の山頂であった。

武田山山頂。
着いてよかった。山頂でおっくんがコーヒーを入れてくれた。山頂の温かい飲み物は何にも勝るな。と思いつつ頂いた。息ついてると、おっくんが「会社の先輩とトレイルランをしてるんですけど、お前のクマよけの鈴の音、なんか音が良くないっていうんすよね。悔しいから中の部品を加工してサスティーンを伸ばしてやろうと思ってます。」と急に角度がドラマー角度になる会話などを楽しんだ。あと、おっくんが「トレイルランって体幹に凄く効くと思うんで、サキチヨさん(家人)に伝えといてください。」と言っていたのだけれども、サキチヨさん(家人)とトレイルランは水と油というか輪廻転生を8回繰り返しても決して出会わないような組み合わせだな。と思いながら聞いていた。
モンベルの鈴の音は綺麗。
途中一人で登ってた女性の方から写真を撮ってほしいとにーくんが頼まれて写真を撮ってあげたのだけれども、その女性のリュックにクマよけの鈴がついてたので、「その鈴ってどこの鈴ですか?」と聞いてみたら、「モンベルです」とのことで鳴らしてもらったら、全然音色が違った。モンベルかー。と全員で思った。ちなみにおっくんのは100円ショップの鈴。
にーくん、登山どうよ?2
武田山を20分くらいで下り、予定していた道程を全て完了。S角先生が最後ににーくんに登山どうだった?と聞くと、にーくんは小さい声で「楽しかったです」と声を絞り出していた。S角先生は悔しそうに「にーくんだったらハマると思ったんだけどなー」と言っていた。僕もにーくんもヘロヘロであった。S角先生も「膝が…」とか「足の裏が…」と乳酸が溜まっているご様子だった。
風の子は風のように帰宅。
おっくんだけは日曜日の朝起きたばかりの小3くらい元気だった。途中で「俺、こっちが近道なんで」と別れたのだけれども、たぶん走って家に帰るような雰囲気であった。ヘロヘロの身体でJRで横川まで戻り、そこからチャリを漕ぎ自宅へ。
温まりきらないぞ。身体。
風呂に浸かると冷え切った手の先や足の先まで十分に温めるのに結構な時間を要した。風呂から上がり、家人におっくんのトレイルランのことを伝えると、「あたしゃ、こないだ寒い中登山したじゃないか!」「あれが限界だ!」「お前、何言ってんだ?」みたいなことを言っていた。おっくん、サキチヨさんはやっぱりトレイルランはしないみたいよ。