金曜にチャリがパンク。
しかも家まで5-6キロという
なかなか距離のある地点でのパンク。
そこから家まで徒歩。
途中、自転車屋が一軒あるのだが、
非常に感じが悪く、高圧的な態度を
取られた記憶があり、立ち寄る気には
なれず、根性の徒歩。
チャリはテラオで直すと決めている。
前まではチェーンのチャリ屋が
途中にあったのだが、どうやら
潰れたらしい。残念。
このチェーン店は0の対応だったので、
よくも悪くもない普通だったので、
開いてればパンクを直してもよかったのだが、
潰れてしまったのが残念だ。
よくよく考えると、大規模商業施設に
入ってるチャリ屋はパンク直すのに
1週間かかるとか訳のわからないことを
いうし、途中のチャリ屋は感じと
態度が悪いし、チェーン店は開いててもどうせ
0の対応だし、今、接客の感じのがいい
チャリ屋をこの街ではじめると
人気店になるのではないか?と
ビジネスチャンスを感じたが、
感じがいいことをどうやってたくさんの
人に伝えたらよいのか?という疑問に
ぶつかり、考えるのを辞めた。
科学技術がいくら発展しても
実際の暮らしの中では、口コミは
大事だな。と思う。

そんな苦労してついて帰ったチャリを
テラオへ持っていくために午前中は
チャリをついてテラオへ。
ついてる途中で軽い便意を覚えるも
「ま、耐えうる」と判断し
チャリをついてると、軽いと判断していた
便意の様子がおかしい。急激に
猛烈に肛門に攻撃を仕掛けている。
膝を閉じ、肛門を締め上げながらの歩行は
困難を極め、テラオまでの道すがらに
限界を迎えるも、
駐屯地ローソンを発見し駆け込む。
ここで一気に決着をつけてから
テラオへ臨もうと思うも、
こんなときに限って、先客がいやがる。
そして今、トイレの前に留まり、
便意に応戦すると、
多分負ける。敗戦だ。
負けるということは肛門を突破され、
便意軍をローソン内に放つことと
なる。しかもこの便意軍は
あきらかに固形物ではなく
液状だ。
「欲しがりません勝つまでは!」
いや、「出しません!座るまでは!」を
肛門周辺の筋肉という筋肉に
スローガンを提示し、下半身総動員法を
発令し、耐える。
しかし「これはマズい」と
思うような46センチ砲弾並みの便意が
度々腹の奥から撃ち込まれている。
これは「もたない!」と判断し、
ローソンの店内を早足で2周程度
クルクル廻り、便意軍を
なんとか腹に留めるも
ドアノブに小さく丸の中に
見える赤が青に変わることはない。
「決断を迫られている。」
そう感じた。
このままここに留まり、
いつ終わるともわからない
前任者の扉が開くのを待つのか、
違う世界を探すのか?
頭の中で計算しながらも
額には脂汗が浮いているのが
わかった。
この便意軍の猛威に対し、
「待つ」ということが
不可能と感じていたので、
近くのパチ屋のトイレに転戦を決意。
チャリをついて歩き始めるも
パチ屋へ渡る信号が赤。
「待ちだ!」
しかし一点に立ち止まると
少なくない可能性を持って
肛門を突破されてしまう。
便意軍に対抗すべくチャリを
つきながら、その場をクルクルと
旋回。1周ごとに信号の点滅を
期待するも3周程度空振り。
4周目くらいに漸く信号が点滅。
希望の灯がともる。
膝を閉じ、満身創痍で
横断歩道を渡り、パチ屋へ。
変な歩き方だが、高速に
スピーディにトイレへ向かう。
「絶望」
3つある扉が全て閉まっている。
ここで便意軍を開放し、
大声で罵声を皆に浴びせながら
液状の糞を掴み、
扉の向こうに投げ込んでやろうかと
思ったその刹那、
中央の扉が開いた。
入れ替わるようにその扉に
飛び込むと、中のおっさんが
異様だった。
服装などは普通なのだが、
目の前の人間が全く見えていない
ような緩慢な動きと無表情。
失明している方なのかな?
と一瞬思うもそんなことはないようだ。
ただ目が虚ろで表情もない。
「こいつ、法に触れることを
ここでやってたんじゃ…」と
思いつつ、確信はないまま怒りに任せ
僕は扉の中に飛び込み、おっさんを
軽く肩で押し出す形でおっさんを
外にやり、鍵を閉めた。
勝負は一瞬だった。
「止めど流る 清(さや)か水よ」と
いうような勢いで液状の便意が
TOTOの中に吸い込まれていった。
一息ついていると、
援軍さながらの追い便意が
やってきた。
しかし今の僕に怖れるものは
何もない。
追い便意を待ち、やってきたところで
速攻でTOTOの中に吸い込ませてやった。
「ふふん」
と軽いハミングのひとつも
かましながら、終戦。
危険な戦いだった。と思い、
また横断歩道を渡り、テラオへ
小一時間かかるというので、
一旦家に帰ることにした。
チャリを預け、軽やかに
帰路につこうとすると、
「おや、土踏まずがなんか
慢性的にツッてる感じがする。
いや、もはや痛い」と相成り、
片足に痛みを感じながら帰宅。
おそらく昨日から続くチャリを
つきながらの徒歩が原因だろうと
思われる。
小一時間後に家人と共に
チャリを回収し、うどん屋へ。
うどん喰った後、買い物
海老を買う。
そういえば金曜の夜に
「天上の葦」を読破し、
太田愛を誰かに勧めたくなり、
となりでゴロゴロしていた
家人に太田愛の処女作
「犯罪者」を勧めてみた。
あまり乗り気ではなかったが、
土曜の朝に数ページ読んだところで
世界に入り込んでもらえたようで、
家人はこの週末ずっと太田愛
「犯罪者」を読んでいた。
家人は本当にずっと
「犯罪者」を読んでおり、
キングオブコントも録画した
だけでまだ観ていないと思う。
空気階段とジャルジャルと
ジャンポケのコントだけ顔を
上げてたので観てたかもしれない。
個人的には空気階段と日本の
しゃちょーが好きだった。
まずは自分が面白い!を大事に
する人って個性が出るよね。とか
勝手に思ってた。
日曜は有吉反省会や
ゴッドタンを観ていた。
家人は「犯罪者」を読んでた。
午後は海老のカレーを作り、
タナ先輩の家に届け、
目つきの悪い赤子と遊んだ。
目つきの悪い赤子の母親と
大体同じような髪だったので、
「ほら、ママだよ」と
言っていたら、帰宅後、
「ママ~」と産みの母を
スルーして僕を
探してくれてたらしい。
なんていいやつ。
目つき悪いけど、いいやつだな。
元気に現金に暮らせよ。と願う。
産みの母は産みの母で
スパイスの本があるので
もってくと言ってたのに
忘れてきやがったけど、
帰り際に禿げない髪の分け方を
伝授してくれた。
タナ先輩は
「海老好き」といいながら、
宅八郎みたいな髪を
振り乱してカレーを喰ったり、
怒ったりしていた。
数時間後に大きめの喧嘩をして
車中泊したらしい。
そして具合が悪いと言ってた家人の
ために鉄分が入った飲み物を
購入して帰宅。
鉄分を補充し、家人は
犯罪者を読んでいた。
まだ下巻の半分くらいの
ページが残っていたのだが、
「どう?」と聞くと
「今のとこ謎はない」
と言っていた。
いやいやミステリの下巻
半分程度で謎がないことなんか
あるかい!と思ったけど、
「ふーん」と言った。
そして、こいつは本当に
理解して読んでいるんだろうか?
という疑問が湧いた。
その後、本日最終回を
迎える半沢直樹の帝国航空編、
第5話から一気に視聴。
ここまでで家人は犯罪者を読破。
とくに感想はナシ。
あんなに夢中で読んでいたのに。
半沢直樹は
一気に最終回になだれ込む。
面白いなぁ。
歌舞伎役者のはっちゃけ感が
スパイスみたいに香ってた。
最終回を観た後、
SNSで柄本明の土下座のMADを
観てたら寝てた。
さらば