2020/06/07-2020/06/08

今週末との関係性は0の写真

金曜の帰り道というか、
帰ろうと建物の階段を
下っている途中で、
S氏と遭遇。

S氏と書いとけば、知り合い以外に
誰のことを指すのか、
バレることはないので、
好きに書いていいだろうと
思っているので、
今回はS氏で話を
書き進めていこうと思う。

S氏とチャリにて帰路、
S氏が「今日から迷い家が
リニューアルだから、
ちょっとだけ行ってみようと
思うのだが…」と提案。

時間の概念は富裕層も
貧民も同じ概念の中で共通事項だと
思うのだが、「ちょっと」という
時間の概念は人によって違う。

僕はこの日、2か月ぶりの
スタジオがあったので、
「小一時間、19時半に家に
着くくらいの時間なら、
行こうかな?」と提案した。
すると、S氏は
「そんなに呑みませんよ。
一杯だけなんで19時には帰ります」
と、のたまった。
僕は昔から頭が働くところと
働かないところが
明確に分かれており、
金銭に関しては、全く頭が
働かないという悪癖がある。
財布の中に数万の金を入れてると
気が大きくなり、
ついついパチンコ屋に
赴き、財布の中の金額を全て
上納するという愚行をついつい
やってしまう。
しかしながら、
頭の働かない自分を
客観視はできるので、「そうだ、
金さえ持たなければいいのだ」と
いう結論の元、毎日昼飯代だけを
財布に入れて暮らすというスタイルを
長年保ってきた。賢い。
なので、
急な呑みの誘いは魅力的だが、
金がない。金がない旨を伝えると、
S氏が「大丈夫だ。俺が持っている」
と心強い返答をしてくれた。
その後、
迷い家はペイペイが使えることを
思い出し、家人に
「願います!ペイペイの補充、
願います!」とLINEし、数十分後に
5000円程度の電子マネーを手にした。

S氏とチャリのペダルを
漕ぎながら、迷い家へ向かう。
途中、S氏に「なぜ、
マウンテンバイクっぽい太いタイヤに
ロードバイクのハンドルを
つけているのだ?」
と、問うと「うん、つけてみたかった。
ただ、それだけだ。」と教えてくれた。
更に「そうそう、
このハンドルをつけるときに
自転車のカナガキに
取り付けをお願いしに
行ったら、
今と同様のことを言われ、
挙句、つけないほうがいい。
と言われたので、
別のチャリ屋でつけてもらったよ。」と
S氏は言っていた。
ま、悪路を走行できるタイヤに
スピード重視、
長時間運転を考慮した
ハンドルをつけたいという願いは
1日1万キロカロリーを摂取しながら、
痩せたいと願ってるというような
相反する願いみたいなもんだからな。
と思ったけど、
S氏の「つけてみたかった。
ただ、それだけだ」を論破するには
弱い。人の「やってみたい」
「こうしてみたい」
は、それぐらい力のある感情だな。と
改めて思った。

十日市くらいからは僕が
ハードコアの素養を持つバンドは
すごい好きなのに、純度の高い
ハードコアのバンドの魅力を今一つ
理解できていないのは、
自分の音楽的知性が
足りないことが原因だと思う。
というような持論を展開し、
最終的にこれまでの生活環境
の中に怒りの要素が少なく、
良くも悪くも中庸、中央値、
一般的なctrl+CとVでできそうな
暮らししかしていないから
ではないか?と思う。
結論をつけようとしたら、
S氏が「んな、こたぁない」と
言っていた。

で、迷い家着。

二人でカウンターへ座る。
一杯しか呑まないので、
カウンターくらいが丁度いい。
僕はハイボール、S氏はビール。
料理もいくつか注文し、
迷い家の改装され、新しく増えた
座敷のスペースを見ながら、
呑む。
目の前であーちゃんが
改装によって変更した皿の位置が
まだよく把握できていないのだ。と
少しあたふたしていた。
S氏は改装後、
カウンターの目の前に置かれた
TVをボーと見ていた。

さっきのハードコアの話の流れで
僕は良くも悪くも大多数と同じ経験を
積み重ねている。みたいな話をした。
法律、条令、校則、家庭内のルール、
うちは、どれも破ると地獄へ一直線と言わん
ばかりの教育だったし、小さい僕は
まだよく知らない世間や社会とは、
そういうもんなのだろう。
と鵜呑みにする子供だった。
今でも覚えてるエピソードで小学校の
校則で夏休みの間は12時~13時までは
家で待機。というルールがあった。
要は飯くってるから、遊びにいくな。
というルールだと思うのだけれども、
一度友達が12時半過ぎくらいに遊びに
来たことがあった。うちの母親は
友達に「ルールを守れ」と叱り、
僕も友達に対して、「うちの母親に
悪い友達だと思われないでくれ」と
いう願いがあった。
これが良いことなのか、
悪いことなのかは見方に
よって変わるので、
決着はつけないけど、
こういうことの
積み重ねで僕の基本は
出来ている。

だから、法律、条令、校則、
家庭内のルールを
破ることに対して恐れと憧れがある。
あ、殺人とかそういうのではない。
あと、破ることを目的にした行為に
憧れがあるわけでもない。
法律以外は自分で考えて、自分で
正しいと思うことを為し、
もしそれが間違っていれば謝るし、
間違っていないのならば、
ルールに規定があっても
ルールのほうが悪いと言い切れる。
そういうものに憧れがあるのだ。

みたいなことを思いながら、
S氏と話してて、一人
共通の友人でそういう校則や
ルールとは無縁な生活を送ってきた
T氏という人物がいるのだが、
「だから、僕はT氏の話を聞くのが
好きだ。自分が絶対経験していない話を
してくれるから」みたいな話を
していたら、迷い家の引き戸を
ガラッと開け、T氏が登場した。

「おぉ」とS氏と声をあげ、
ちょうど今、T氏の話をしていたよ。
と3人で呑みはじめた。

S氏を見ると、1杯のはずのビールが
3杯目になっており、時計を見ると、
19時15分くらいを指していた。

T氏から前に聞いていた話を
肴に、新しい話などを聞く。
話を聞くたびに
出会うタイミングが音楽絡みでよかった。
T氏の先輩でよかった。
と思う。
T氏の家から徒歩2分で着くはずの
中学校にヘッドライトを大量につけた
ベスパで登校していたという話の
ちょっと事実と違うところを教えて
もらったり、T氏は何もしていないけど、
チームメイトがちょっと全国ニュースに
登場したら、使用者責任みたいな内容で
未成年だったはずのT氏が署内で8000万
盗られる警察組織にお呼ばれした話など
の詳細を聞く。何度、聞いても面白い。
けして、良いことではないけど
同じ立場だったら、自分だったらできない
ことばかりなので、単純にすごいと思う。

そんなことをしていたら、19時半過ぎたので、
練習へ。と思い、精算してもらったら、
その段階でS氏はビールを5杯呑んでおり、
更にテーブルの上にはS氏用のハイボールが
置いてあった。
くぅ。

そこから家に帰り、練習へ。
2か月ぶりの練習は一杯といえども
酒が入っていたせいか、1曲歌うと疲れた。
2曲歌うと、椅子に座った。
うーむ、激鈍っている。
ま、また練習を積んでいくしかない。
6-7曲を通して、休憩。
休憩後は自粛中に作った新曲に着手。
そんなに複雑ではないと思うけど、
展開の中で一つ13拍か13.5拍を2回
弾くフレーズがあり、その回数を
メンバーが把握する前に久しぶりの
練習(2時間)は終了した。
終了後、楽器を片付けていると、
スタジオのドアが開き、
迷い家で別れたはずのS氏とT氏が
入ってきた。
S氏は迷い家で別れたときより、
明らかに酔いが加速していたし、
なにより安佐南区の道端で言っていた
「一杯だけ」
「19時には帰る」
はどこに行ったのだ?

T氏によると、「S氏が急に牡蠣が
喰いたいというので、知り合いの店に
連れて行って、カキフライを喰わせた。
美味かったよね?」

「うん」と虚ろな目で
S氏は言っていた。
おそらく条件反射みたいなもので
「うん」と言ってはいるものの、
おそらくS氏は味は酔ってて、
あんまり分かっていない。

続けて、T氏が
「食べ終わった後に
練習覗いてみようぜ。と
相成ってここに来たけど、
もう終わってたわ」と
言った。

S氏は酔ってにやにやしていた。

せっかくまた揃ったので、
僕は重いギターを抱えたまま、
rootzへと流れた。
rootzで酔ったS氏は
ハイボールを奢ってくれた。
覚えているのだろうか?

rootzで尽きぬ話をして
0時前に解散。
僕はなぜか膝に
大量の乳酸が溜まっていた。
曲げてたら痛いと
痺れるの真ん中くらいの
感覚。

S氏が「麺が喰いたい。
喰いたい」というので、
付き合ってあげることにした。

T氏は心に春が来たように
颯爽とチャリに乗って
帰っていった。

金曜がめちゃ長い。

土曜、日曜は
ほぼほぼステイホーム。
久しぶりの練習が
初老夫婦の体力を
グングンに奪っていた模様。