フレッシュなのはあの頃だけだった。
全てが終わってみんなで果樹園を始めようなんて言って
沢山のフルーツが実るのを楽しみにしていた。

しかし、収穫の時を迎えた畑には、虫食いや形がいびつな
フルーツで溢れてしまった。

素人に畑の運営など難しく、市場に出せるようなフルーツは
ほんの一握り。こうなってしまうと無駄に広い畑が滑稽に見えた。

無農薬でやろうなんていうから！
愛情があればなんていって！

みんなでずっと仲良く暮らしていきたい、そんな気持ちから始めた計画だったが、力はあっても世間を知らないフレッシュなキュア達には、莫大な借金と険悪なムードだけが残ってしまった。

すると、となりの農場主が近寄ってきた。

「農業のいろはを君たちに教えよう、今ならまだやり直せる。私も手伝ってあげよう。この広さの畑だ。きっと相当な金を借りたんだろう？」

フレッシュなキュア達は顔を見合わせ、是非と頭を下げた。

「もちろん、ただじゃない。解っているだろう。なぁに、ちょっと写真をとるだけだ、そうだな、そのでかいツインテールにでかい胸の君がいいな、ラブ君・・・というのかな？」


ラブはドキッとしたが、写真を撮るだけだという言葉を信用し、コクリと頷いた。


世間を知らない、世間から見られたことの無いもぎたてのようなフレッシュで美しい裸体、そして完熟した体を差し出すことになるとも知らずに。





※本作はStable Diffusion、独自モデルを使用したAI生成画像を加筆、修正した作品となります。